体験レポート掲示板

HOME HELP 新着記事 ツリー表示 トピック表示 ファイル一覧 検索 過去ログ

[ 最新記事及び返信フォームをトピックトップへ ]

■2845 / inTopicNo.1)  腎臓結石の除去手術
  
□投稿者/ ひぴ -(2009/08/18(Tue) 15:59:56)
http://www.gyaos-kingdom.com/
    腎臓結石の除去手術を体験した猫さんを、こちらで紹介させていただきます。
    以下のチェレさんのお話は、ぎゃおす雑談bbsとメールでいただいた情報からの転載です。
引用返信/返信 [メール受信/OFF] 削除キー/
■2847 / inTopicNo.2)  Re[1]: 腎臓結石の除去手術
□投稿者/ チェレ -(2009/08/18(Tue) 16:03:14)
    2008年の早春、我が家のネコ(当時8歳♂)は、慢性腎不全、慢性膵炎、肥大型心筋症と診断されました。
    腎数値の最高値は、BUN/135.7(17.6〜32.8)、CRE/10.0(0.8〜1.8)、IP/10.9(2.6〜6.0)でした。
    ()内は正常値です。以下、当時の治療と経過です。

    ****************

    【最初の病院で】 入院治療/通算18日間
    ・慢性膵炎 : 絶食3日間×3回、薬(フォイパン、ステロイド)
    ・慢性腎不全 : 静脈点滴(ソルラクト)、1回だけ利尿剤(たぶんラシックス)
    ・肥大型心筋症 : エナカルド、ヘルベッサー、ペルサンチン
    ・黄疸 : ウルソ
    ・その他 : バイトリル、ガスター、ホリゾン、鼻腔カテーテル

    当時は聞くこと全てが???の連続、診断は「〜であろう」なのに、どんどん治療は進みました。なかなか理解でき
    ない(受け入れられない)ことで、疑心暗鬼になり、転院先を探しましたが、腎数値が高値な上に肥大型心筋症との
    診断に「今動かすのは危険、その治療は最善、予後はよくないと思って覚悟」と断られました。

    腎数値は一向に下がらず、「もう入院は限界、病院で出来る治療はなく高値安定と考えて自宅治療」となりました。
    退院時の腎数値は、BUN/90.8(17.6〜32.8)、CRE/6.3(0.8〜1.8)、IP/6.0(2.6〜6.0)、HTC16.3(30〜47)でした。
    その日の朝に血尿が出たそうです。その2日後に腎数値がいっきに下がりました。

    *****************

    【自宅治療】
    ・皮下点滴、皮下注射(エスポー)
    ・心臓薬
    輸液とエスポーは、1ヶ月ほどで一旦中止となり、以後1ヶ月に1回、血液検査と心臓薬をもらいに4ヶ月ほど通院
    を続けましたが、どうしても心臓だけは確定診断をしたくて、セカンドオピニオンを求めて転院をしました。

    *****************

    【転院後】心臓の確定診断と、結石除去手術はそれぞれ別の大学病院を紹介されています。

    ●心臓の確定診断は、「一時的な心筋肥大、よって肥大型心筋症ではない」でした。
    ※心臓薬は急には止められません。必ず獣医師の指示の元に徐々に止めていきます。

    ●腎臓は、右は腎結石、左は低形成でした。
    「腎結石は、腎臓にある内は温存」と言われました。
    心臓薬を徐々に止めている最中(1ヶ月ほど経過)のある日、尿の色が微妙に変わったような気がしました。
    色の変化は気のせいかな?と思う程度、尿量もあり、排尿困難な様子は全くありませんでした。
    心配し過ぎは良くないけれど、気のせいなら笑って帰ればいい、、、そう思って病院へ行きました。

    腎数値は正常でしたが、極微量の血尿が検出され、右側の腎臓が水腎症になっていました。
    造影検査の結果、右の腎結石は尿管の方へ移動していて詰まりかけの状態、どちらの腎臓も完全に閉塞
    してはいないものの流れは細く、腎盂は正常の形をしていないとのことでした。
    結石除去手術は一時的に急性腎不全の状態となる為、もう片方の腎臓が正常であれば問題ないのですが、
    当猫の場合は左も低形成で尿の流れが細い為、術後に「重度の慢性腎不全になるリスク」をかけなければ
    なりませんでした。もし低形成の腎臓が耐えられなかった場合は、一時的に腎臓にカテーテルを通して尿を
    出せるようにする、ただし、術後の癒着(閉塞)を防ぐためにずっとはできないと言われました。

    ●結石除去手術
    手術直後に造影検査をし、腎臓の閉塞の有無を確認しました。
    入院中の治療は、静脈点滴(ソルラクト/ソルデム+カリウム)、ドパミン、パセトシン
    血液検査は1〜2回/1日し、点滴内容などを適宜変更する、といった印象でした。

    *****************

    当猫は、腎結石(腎後性腎不全)による急性腎不全だった思います。
    現在は、腎数値、尿比重共に正常値を保ってはいますが、軽度の慢性腎不全であるとの診断です。
    除去した結石の成分はシュウ酸カルシウムでしたが、最近はストルバイト結晶も出て、悩みはつきません。
    とはいえ、当猫はぴんぴんしています。我が家で一番元気です♪

    現在かかりつけの獣医師さんは(大学病院で研修医をされています)、当猫の後に「腎臓の結石除去手術の症例が
    増えた」と仰っていました。


引用返信/返信 [メール受信/OFF] 削除キー/



トピック内ページ移動 / << 0 >>

このトピックに書きこむ

Mode/  Pass/

HOME HELP 新着記事 ツリー表示 トピック表示 ファイル一覧 検索 過去ログ

- Child Tree -