| かおりさん、はじめまして。 うちのゆず(♂10才)も慢性腎不全で現在毎日自宅で輸液(朝125ml晩125mlと2回にわけて)しています。 11月4日に2回目の輸血をしました。 輸血の効果やショック症状(呼吸困難や血尿等)の出方は 猫さんそれぞれなので、輸血をすることがかおりさんの 猫さんにとって良いかどうかは何とも言えません。 私自身も今後3回目の輸血に踏み切るかどうか迷っている状態です。 ですが、少しでもかおりさんの参考になればいいなと思い ゆずのことを書きますね。
2回目の輸血は心配されたショック症状こそ出なかったものの やはり異物が体に入ったわけですから、 ゆずにとっては相当シンドイものだったように思います。 2泊3日の入院中、毎日面会に行きましたが、 ゆずはずっと辛そうな苦しそうな表情で 私の呼びかけにも何も応えられない状態でした。 この時は本当に輸血したことを後悔しましたし 余計な苦しみを与えてしまったのではと自分を責めました。 幸い退院後2日でゆずは驚異的に元気になり食欲も回復しました。 ただ1回目の輸血と違って思った程貧血は改善されませんでした。 入院前13%だったPCVはいったん20%まで上がりましたが、 退院後5日で10%に下がってしまいました。 うちの病院では13%になった時点で輸血しているので、 10%は即輸血が必要な値です。 主治医からは3回目の輸血の話がでました。 ですが、ゆず自身が元気も食欲もあったため 別の先生の「十分輸血が必要な値ではありますが 元気食欲があるのなら無理に輸血することはないと思います。 短期間に輸血を繰り返すのも体にとって負担になりますし。 猫はPCV8%でもギリギリ大丈夫だと言われています。 造血ホルモンの注射の効き目がでてくるまで、 なるべく輸血は先送りでもたせたいですね」の意見をとり 3回目の輸血は見送りました。 輸血は即効性がありますが効果は一時的なので、ゆずは輸血と平行してエリスロポエチン(造血ホルモン)の注射もしているのです。 主治医によれば貧血の改善にはエリスロポエチンの注射が最も効果があるとのことでした。 ただエリスロポエチンは抗体が出来てしまうと効かないし 効くにしても1ヵ月〜1ヵ月半位かかるため 11月30日現在のゆずのPCVは未だ12%です。 BUN95、CRE4.0と腎臓の数値も悪い状態です。 それなのに本当に不思議なのですが、元気はあるのです。 毎日散歩しカマキリを見つけては捕獲してしまうほどに。 食欲もかなりありドライも缶もパクパク食べています。 入院時2.6kgまで落ちてしまった体重も現在3.2kgまで回復しているのです。 この不思議な元気が輸血のおかげなのか、飲んでいる薬のおかげなのかはわかりません。 薬は退院してからはネフガード、プレドニゾロン(ステロイド)、塩酸ドキシサイクリン(抗生剤)の3種になってます。 プレドニゾロンも塩酸ドキシサイクリンも強い薬ですが 私の望みは出来る限りゆずの痛みと苦しみをとり 穏やかに過ごさせることなので、 薬で何とかなるならそうしたいのです。 とにかく今の状態が少しでも長く続くよう祈るばかりです。
かおりさんの猫さんがとにかく少しでも良い状態になり 穏やかに過ごせますようお祈りしています。
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