| タヒボ茶。現在、抗腫瘍作用のある物質として特許登録されている唯一のサプリです。 しかし、特許をとっているからといって、その薬効に詳しい検討がなされているかといったらそうではありません。 必要書類をそろえて提出すると取れるものだからです。
さまざまな学術機関でさまざまな抗腫瘍作用のある物質が研究されています。 タヒボから抽出された物質は実験的に明らかに悪性腫瘍を消した、というデータが発表されています。 私見ですが、タヒボの有効物質の構造から見て、抗腫瘍作用があっても不思議ではないと思います。
しかしです。 抗がん剤というものは、どのようながんにどのような患者群にどれくらいの確立で効くか、ということが肝心であり、そこまでのデータが出されていないのが現状です。 この時点で消えていった物質はたくさんあります。 抗腫瘍作用のある物質としては珍しく、他の組織を傷つけない、副作用の大変少ない物質であると言われていますし、長い期間民間で使用されてきた実績もありますし、ミネラルたっぷりの通常のサプリとしてお使いになる分には問題ないでしょう。 今回は腎不全への適用であり、はっきり効果がある、とは言い切れませんが、透析へと移行できない猫ちゃんのために、試してみてああげても良いかもしれません。 ただし、自然のものですので、特定されていない成分も必ず入っていることでしょう。 すべてのハーブ、生薬に言えることですが、腎不全で、毒素を排出する機能をもたない猫ちゃんに与える場合のリスクは必ずあるだろう、ということはお忘れにならないでくださいね! もちろん、それは、猫ちゃんの口に入るほかのお薬、フードを含めてすべてのものに言えることなのですが‥ ただ、タヒボ茶のように副作用がない、とうたっているものについても、作用がある場合、副作用があり、通常、作用が強い場合は副作用も強いということを、頭のすみっこにでも置いておくと良いと思います。
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