04/01(火) くしゃみ 栄養チューブ5
 今日はいちも私もまったりとした一日。いっちゃんはずっと猫こたつにもぐってて、たまにトイレやお水やご飯に出てくる。そんないつものパターンで寝ていたが、くしゅんくしゅんとくしゃみを2回して起きて、うにゃうにゃうにゃとなにやらしゃべってた。夢を見ていた?寝言?かわいいなあ。夢の中では眼が見えて、思いきり飛んだりジャンプしたりしてたらいい。

 昨日今日と何回かくしゃみをしているのが気になって、何回も猫こたつの中の温度を計った。30〜40℃あるので寒くはないと思うが、たまに強にして暑すぎすようだったら中に戻してをくり返してた。自分で調節できるか「暑い」とか「寒い」とか言えればいいのに。ついでに「あれが食いたい」「これが食いたい」とかも。以前は、実際にいろいろ言うようになったらうるさいだろうなあ、むかつくかもと思ったが、今はうるさくいろいろ、細かく言って欲しい。

 食欲がぱっとしない。つみれもそんなに食べてくれない。かつおのお刺身22gでなんとかトータル60g。これじゃ足りない。もっと食べてくれる工夫をせねば。

 ニュー栄養チューブ5

 04/02(水) 猫缶を食べ始めた 
 今日は私は仕事で7am〜11:30pmまでいなかった。くりくりが見ていてくれるのでいっちゃんの心配はない。

 最近は焼きかつおにも飽きたようで前ほど食べないので、今日は王様ご膳の予定表に猫缶メニューを加えてみました。帰ってきて確認したところ、4gだけ食べたそうだ。猫缶、少しは食べる気になってきたのかな。そうだとうれしい。焼きかつおだけじゃ飽きるし、栄養も偏るし。

 しかし今日の食事量は、トータルでは全然足りない。少なくてもこの倍は食べないと。あんまり食べないようだったらお刺身を買ってあげてと頼んでおいたんだけどな。明日はいっぱい食べてください、王様。

 04/03(木) うんこちゃん  
 今日は猫缶、いきなり34gもお食べになってくださいました。うれしやうれしや。この調子でまたがんがん食ってくれ。

 今日も私は仕事で、うんこちゃんを出してやれない。くりくりに頼んで出かけたが、あまり期待はしていなかった。しかしうんこちゃんの神様は再びくりくりの手に光臨したらしい。彼はみごとに使命を果たしていた。お腹マッサージでうんこちゃんが降りてきて肛門の周りがふくらんできたら、しごき出すようにふくらんでるところを揉んで、肛門が少し開いたところで綿棒を入れてかき出したそうだ。しかもケーなし。

 帰宅後、いっちゃんのお腹を触って確認したらまだ中1個残っていたが、素晴らしい成果だ。いっちゃんえらい、くりくりよくやった。

 04/04(金) 通院 2.8kg 37.1℃ 
 今日も私は仕事なので、くりくりが病院へ連れて行ってくれた。体重がまた150g増えて2.8kgになっていた。この調子で4.5kgくらいになって欲しいものです。

 しかし食欲のほうはいまいち。あんまり食べていなかった。それでも自分から食べているので、過剰に心配はしないでおこう。

 今日からコバルジンをカプセルに詰めて飲ませることにしたそうだ。

 04/05(土) うんこちゃん 皮下輸液で血が逆流 栄養チューブ6 
 仕事中にくりくりからメール。うんこちゃんが出たそうだ。ケーなし。さすがだ。うんこ神様再降臨。くりくりのハンドパワー復活。

 夜の皮下輸液に間に合うように帰宅できたので、私が注射。何事もなく、針を刺すときも液を注入するときも失敗した感じは全然なかった。なのに、針を抜いた瞬間、翼状針のチューブに血が逆流してきた。前にも1回だけあったが、そのときより血の量が多い。流しでチューブから押し出して見たら、リンゲル液に溶けた血液は少しだけで、あとは血管のような細長い形のまま、溶けずに出てきた。まさか翼状針で細い血管を吸ってしまったの?シリンジ、引いてないのに。血液じゃなくて血管かも、と思ったら恐かった。あさってくりくりが新しい皮下輸液セットをもらいに行くとき聞いてきてもらおう。もしかしたら注射もうんこちゃんもくりくりのほうが上手いのかも。

 新しい栄養チューブ、6本目。

 04/06(日) つみればくばく 
 今日は打ち合わせだけだったので、帰りにつみれを買って帰った。ほんとうは塩が入ってるからあんまりあげたくないんだけど、食べないよりはいい・・と思う。血液検査でいつもナトリウムは低いし、少しなら大丈夫という自分独自の理論を展開しつつ。ばくばく食べてくれてうれしい。それでも一日のトータル量はよくない。足りない。せめて栄養チューブで補おうと、寝る直前に、いっちゃんがいくらでもベロベロしてくれるのをいいことに15ぺろもあげてしまった。

 私が忙しい間、くりくりはお刺身を買ってくれなかった。なんでだろう?頼んでおいたのに。

 04/07(月) ケー うんこちゃん 
 4am、くりくりがトイレにいった物音で目が覚めて、いっちゃんを見たら前庭で箱座りしていた。寒ければ自分でこたつに帰るだろうと思いまた寝ようとしたが、何かが気になってもう一度いっちゃんを見た。別に普通だ。でもなんとなく何か気になる・・と思っていたら、口くちゃくちゃを始めて吐いた。お水と、栄養チューブ。やっぱり昨晩の15ペロは多すぎた。つい調子に乗ってあげすぎた。胃にもたれてしまったか。これが原因で栄養チューブが嫌いになったらどうしよう。

 それから2時間半後に起きたときに、ご飯が減っていたので吐いてから食べたようだ。それを見てちょっと安心して仕事に行った。

 3:30am、帰宅。いっちゃんは今日一日、特にいつもと変わりなかったそうだ。

 ご飯も多くはないが、そこそこ食べていた。かつおのお刺身を買ってくれるように頼んでおいたが、なかったのでまぐろのすきみ。4gしか食べないとのこと。ここのところずっと、まぐろは飽きてるようで買っても食べてくれない。真鯛とかのほうがよかったな。それをくりくりに言ってなかったので、しかたないか。あさっては私が休みなので、何かいっちゃんが食べそうなものをみつくろってみよう。

 今日もくりくりがうんこちゃんを出してくれた。前回と一緒、綿棒作戦でケーなし。なによりだ。

 04/08(火) あんまり食べない 
 今日も私は仕事でいなかった。昨日少しだけ盛り返したご飯の量も、今日はまたあんまり食べてない。元気はあったらしい。確かに。私が家にいた朝と夜も、鳴き声はあわん、ぎゃおすとでかい声でエラそうだった。

 04/09(水) うんこちゃん 血尿 ケー 栄養チューブ7本目 
 昼間、暖かくて風もなくて気持ちのいい天気だったので、いっちゃんを抱っこしてベランダに出た。いっちゃんは嫌がるふうもなく、気持ち良さそうに見えた。玉座を用意してそこに寝かせたら、さんさんと陽を浴びて、うつらうつらと20分ほどもそこに落ち着いていた。本当に久しぶりに、いっちゃんが玉座で日向ぼっこしているところを見た。病気になる前と同じ光景を見ると、うれしくて悲しい。まるで元気だった頃のいっちゃんのようでうれしいが、本当はそうじゃないことを知っているから悲しい。しばらくしたら自分で立ち上がって、困ったように玉座の上に立って固まっていたので、猫こたつに戻したらスタコラずぼっと中にもぐっていった。

 ここ何日か食べる量が減っている。焼きかつおにもいよいよ飽きたみたい。睡眠中のご飯もわずかしか減っていない。お昼に食べてから夕方の5時になっても何も食べないので、久しぶりに手のひらに乗せて猫缶を口元に持っていった。拒否するだろうなあと思っていたが、なんとぺろぺろと食べてくれた。6gだけだったけど、うれしかった。

 まぐろの中落ちを食べなかったので、かつおを買いに行ったが、どでかい半身しかなくてアジとほうぼうにした。ほうぼうをあげるのは初めて。私も食べたことない。

 帰ってすぐにあげるつもりだったが、うんこちゃんを出すのにちょいどいいタイミングだったのでお腹マッサージを先にした。猫こたつに手を入れたら、あれ?濡れてる。おしっこを大量に漏らしてた。しかも濡れたところにそのまま寝ていた。前はもらしたら外に出てきてたのに。いっちゃん、もらしてもいいから、せめて「あおん」って知らせてくれ。自宅静脈点滴を始めて最初の2日くらいはもらしていたが、それ以来のことなので久しぶりだ。

 猫こたつの中をきれいにしてお腹マッサージ開始。10分ほどで寝たままふんばりだした。ちょっと硬め&でっかくなってしまってて、すぽんと出ない。ころころを数個、綿棒でかき出した。さらにマッサージ。いっちゃんは一生懸命ふんばってくれるが(寝たままだけど)、特大に育ってしまったうんこちゃんは出口でつかえて出てくれない。

 そうこうしているうちに、視界の端っこに赤い染みが映った。途端に心臓がどきどきし始めた(私の)。まさか腸壁を傷つけてしまったのでは?確認したら、血はおちんちんから出ていた。抱っこしてティッシュでぬぐっても、尿道から鮮血がじわじわ〜っと湧いて出てくる感じ。初めて血尿したときとそっくりな状況。

 3〜4回ティッシュでぬぐったら血は止まったが、今度は私に抱っこされたまま涎をだらだら垂らし始めて、"くえっくえっ"と苦しそうにえずき、それから吐いた。1回目、2回目は未消化のご飯、3回目は空砲だったが、いつものことながら苦しそうで、見ていて泣きたくなった。

 吐き気が落ち着いたところで猫こたつに戻したら、じっと寝ている。特大うんこちゃんを出すのは今日はもう止めた。明日私は仕事なので、くりくりに頼もう。前の2回、私が仕事のときくりくりが出してくれたが、吐かなかったそうだ。今日、私がやったら吐いたどころか血まで出た。うんこちゃんの神様は私からくりくりに乗り換えたようだ。

 ショックと心配で落ち着かなかったが(私が)、吐いて40分位したら、いっちゃんが猫こたつから出てきて、ご飯の匂いをかいだ。お刺身をあげたら、いい勢いで長いこと食べた。ほっとした。うれしかった。でも食べ終わってから計ったら6gしか減っていなかった。それでもとにかく安心した。食欲があれば大丈夫、という気持ちがある。栄養チューブはべろべろと盛んに舐めてくれる。ありがたい。そのおかげで食べる量が少々減っても、最低限の栄養とカロリーは取れるように思う。

 9:30pmに血尿して、次に12amにおしっこしたときには普通の色に見えた。肉眼では赤さは感じられなかった。少し安心したが、お腹マッサージする前の久しぶりのおもらしといい、最近食べる量が減っていることといい、調子悪いんだろうか。すごく心配。

 新しい栄養チューブ、7本目。

 04/10(木) うんこちゃん&ケー 
 睡眠中のご飯、猫缶も焼きかつおも少しずつしか食べていない。

 私は仕事へ。9pm帰宅。私がいない間、やっぱりご飯をほとんど食べていなかった。ちょうどくりくりがお刺身の用意をしていたところだったので、猫こたつにもぐっているいっちゃんの口元にお皿を持っていったら、いい勢いで食べてくれた。長い時間食べていたので"よしよし"と思っていたのに4gしか減っていない。なんでだ!やらせか?私が帰るまでお刺身、全然食べさせてなかったらしい。くりくりの行動はよく分からん。食べてないんだったら、なんとか少しでも食べさせようと思ったら、あの手この手をやってみてくれ。お刺身やってみてくれ。頼むよ。

 この1週間ほど、うんこ神が光臨していたくりくりのハンドパワーも、昨日から持ち越しているでっかいうんこちゃんの前では威力が足りなかったらしい。夕方お腹マッサージ+うんこ堀りをしたが、吐いてしまったそうだ。おまけに出切ってない。昨日と同じ、でかすぎで、いっちゃん、頑張りすぎてケーしたようだ。胃が荒れちゃうなあ。ふんばりゲロ、なんとかならないものか。

 寝るまでいっちゃんの食欲、戻らないまま。明日はいっぱい食べような。

 今日、眼が少し腫れて来ているようなのでティアローズをさした。

 04/11(金) 通院 2.8kg 37.6℃ 左目が腫れた ケー 
 睡眠中のご飯、少しだけ食べてあった。

 私は仕事へ。8pm帰宅。

 今日は病院の日だったので、くりくりが連れて行ってくれた。体重は先週と変わらず。体温は少し上がって37.6℃。猫としては十分低めだけど、最近のいっちゃんにしては高い。まさか熱があるの?それにしては半端な温度だ。春で暖かくなったので体温も上がったか。季節感あるね。でもね、王様、あなたは変温動物ではありませぬ。お忘れなきよう。

 おとといの夜おちんちんから血が出たので、おしっこを取って持っていってもらった。尿検査の結果では、わずかに潜血反応があるだけで血尿はひどくないらしい。念のために止血剤をあと3〜5日飲ませることに。今日はいつものお姉さん先生ではなく旦那さん先生だったそうだ。旦那さん先生に診てもらうのは眼の検査以来2回目。くりくりは大丈夫かなあと心配していた。
先生「お口の中を見せてくれるかな〜?」、
いっちゃん「しゃーっ!!」、
先生「あ、いやね、いやね」で、終わってしまったらしい。

 私がいない間、やっぱりご飯を食べなくて、夕方かつおのお刺身を買ってきたらものすごい勢いでがうがうと一気に14gも食べたそうだ。食べこぼしたのを拾おうとして手を出したら睨まれたといっていたが、見えてないのにどうやって睨むんだ。その見事な食べっぷりを「見せてあげたかった」と言っていた。それはぜひ見たかった。

 しかし食べたのはそれっきりで、あとはひたすらいやいやばかり。かつおのお刺身も食べない。朝の4時になってやっと焼きかつおと猫缶を少し食べたので、安心して寝た。いっちゃんの「けっけっ」で目が覚めたら朝の6時だった。さっき食べたご飯が出てしまった。ほんの少しでも貴重な栄養だったのに、なんで吐いちゃうんだ。悔しい悲しい。

 夜、私が帰宅したときはそうでもなかったのに、夜中になったら目の周りがすごく腫れて涙が出てきた。昨日から少し腫れていたので病院でそういったのだが「大丈夫」と言われたそうだ。大丈夫じゃなかったなあ。また、はにわ眼になっちゃってる。ティアローズをさしても腫れは治まらない。

 04/12(土) うんこちゃん&ケー 食べない 
 睡眠中のご飯、0g。起きてからのご飯も食べない。栄養チューブさえも2回に1回はいやいやする。舐めるときも前のようにべろべろいかない。やっとこさっとこって感じ。

 昨日の夜から眼の腫れがひどくなったので、病院へ抗生物質の目薬をもらいに行った。出血していないのならオドメールじゃなくティアローズでいいとのこと。プラス抗生物質目薬。いっちゃんがあまり食べないことを報告しようかと思ったが、今までにもこの程度食べないことは何度かあったし、夜になったら食べ始ることもあるので、このときは何も言わなかった。もう少し様子を見よう。

 しかしいつまでたってもご飯を食べない。ご飯の前まで行って匂いをかぐのだが食べない。お腹がすいて食べようとはするのだが、匂いをかぐと気持ち悪くなってしまって食べられない感じ。

 ここ1ヶ月ほどで水の飲み方も下手になった。前はべろで水をすくって上手に飲んでいたのだが、今は下あご全体を水につけてしまう。顔がびちょびちょになる。今日は顔を水につけた状態で固まってることが何回かあった。おいおい、ご飯の水で溺死なんてかっこ悪いぞ。

 夜の11時半に今日始めてのご飯、つみれとかつおのお刺身を4gずつ。3amにもお皿に顔を突っ込んでいたが、計っても全然減っていなかった。グラム数が出ないほどしか食べなかった。今夜の睡眠中のご飯を食べなかったら、明日、先生に静脈点滴の相談をしよう。全然といっていいほど食べないので今日はコバルジンなし。

 猫こたつの中でおもらし。いよいよ体調が悪いのか?そのわりには鳴き声や足取りは元気そう。ぎゃおす!

 溜まってるうんこちゃんを放っておけずにお腹マッサージ。今日は2人がかり。くりくりがお腹&肛門周りを揉んで、私が綿棒でかき出した。でかくてなかなか出口を通らなかったが、何とか出せた。よし!思っていたら最後に吐いた。惜しかった。

 04/13(日) 自宅で静脈点滴開始 肝不全の疑い 
 睡眠中のご飯、全然食べていない。病院に電話して報告。全体的な対処療法として静脈点滴しかないと言われた。分かっております。さっそく今日から始めることになった。

 午前中にいっちゃんを病院へ連れて行き留置針を入れてもらって、午後先生が家に来て機械をセットしてくれることに。11時半、ちょうど家を出ようかと思っていたところに先生から電話。病院が混んできてしまったので、午後うちに来た時に針も入れますとのこと。

 私が掃除をしている間くりくりに頼んで、いっちゃんをベランダで日向ぼっこをさせてもらった。点滴が始まったら、しばらくベランダには出られない。今日はいい天気で20度くらいあって、日なたにいると暑いくらい。いっちゃんはくりくりのお腹の上でお日様を浴びて気持ちよさそうにうとうとしてた。

 20分くらいで自分からお腹を降りたので、猫こたつまで誘導。歩いて帰ってもらったが、足取りはよたよただが、以前と比べてひどく悪くなった感じはしない。鳴き声もけっこう元気だし、食べないことを除けばそれほど具合が悪い感じはしない。

 2pm、先生が2人で来てくれた。針を入れて採血。いっちゃんはさかんにふーしゃー怒ってた。元気じゃん。なのにどうしてめしを食わんのだ。

 先生達が帰ってからは、猫こたつでこちら側に背中を向けて、全く動かずにこんこんと眠り続けた。その姿は、やっぱりひどく具合が悪いようにも、気持ちよく熟睡しているようにも見える。

 5pm、先生から電話。血液検査の結果は、肝臓の数値がひどく悪いとのこと。肝不全の疑いがあるそうだ。リンゲル液を変えて、内服薬も変える。血圧を下げるための心臓の薬もいったん中止。しばらくは肝臓を休ませることに専念する。

 電話から15分後、先生が新しいリンゲル液と内服薬と血液検査の結果を持って来てくれた。ALT/GPTが643もあった。ひどくだるくて吐き気も強いはずですと言われた。そんな状態なのに採血のときあんなに怒って、体力を使い果たして眠っていたのかも。

 腎臓の数値は反対にびっくりするほど低い。BUN45.9、Cre4.7。BUNはもともと肝臓で作られる物質なので、肝臓が働いてないと数値も低くなるらしい。なんだ、喜べないじゃん。確かにCreはたいして低くない。ただ、コルステロールも高いし、完全に肝臓が機能していないわけじゃないと思うと先生(コルステロールは肝臓で作られる)。肝臓の細胞は壊れても再生するって聞きましたと言ったら「ある程度はします。前にも400以上のことがありましたし、急性かもしれませんから下がる可能性はあります。」と言ってくれた。力強いお言葉だ。“ある程度”の部分がひっかかったが、大丈夫だと信じた。

 点滴を始めてから最初に2回のおしっこは、猫コタツで寝たままおもらし。3回目のおしっこからは自分でトイレに行った。

 何回もご飯の前には行くが、食べないし匂いもかがないし、ただ突っ立ってじーっと固まっている。

 夕方6時に6g、今日はじめてのご飯を食べた。夜11時半にも4g、自分から焼きかつおを食べた。少しは気分が良くなったのかな。栄養チューブは昨日よりさらに舐めない。今日は2回だけ。

 血液検査の結果で内服薬の処方が変わったので、夕方取りに行った。そのとき支払いもしたのだが、いくつか料金が変わっているものがあった。4月からの新料金だそうだ。往診料が1500円から2000円に、静脈点滴が1日4500円から5000円に上がっていて、血液検査13項目が8150円から7200円に下がっていた。往診料が上がったのは、前回私が「先生、往診料1500円じゃ割りにあわなくないですか?」と言ったせいとか?まさか違うとは思うが、言わなきゃよかったな。
 
2〜5:30pm ソルラクト 流量20ml/h
5:30〜10pm リンゲル液+カリウム 流量20ml/h
10pm〜 リンゲル液+カリウム 流量14ml/h

朝・夜 肝臓の薬、吐き気止め2種類、止血剤、ビタミン

 04/14(月) ケー 採血 栄養チューブ8、しかし舐めてくれない 
 睡眠中におしっこ4回。睡眠中のご飯、9g食べてあった。昼過ぎ、口元に猫缶のお皿を持っていったら、がぶっと食いついてはぐはぐ食べた。絶対よくなってきている。

 先生が2pmごろ来て、翼状針の交換と採血。今日は女の先生1人だったため、私もお手伝い。右手で太ももの血管を押さえて、左手で前脚2本を押さえた。いっちゃんは猫キックを繰り出そうとするのでひやひや。元気があってうれしいが、危ない。採血の後、情けなくもかわいらしい声で文句を言い続けたいっちゃん。先生も笑ってたぞ。

 猫こたつに戻されたあと、先生がいるうちからなんとなくご飯のほうに首を曲げていたが、先生が帰るなり猫こたつから出てきて食べ始めた。お腹すいていたんだね。いよいよ元気になってきた。今日、新しい栄養チューブを開けたが全然舐めない。どうしたんだ、あんなに好きだったのに。困った。

 夜中につみれをはふはふと長いことかかって10g食べて、5分後にみんな吐いた・・。

 今日、新しい薬の飲ませ方を開発した。スプーンにカプセルを乗せて、そこに一滴お水を垂らして、つるりんと喉の奥に滑り込ませた。これが笑っちゃうほどうまくいった。赤ちゃんに何かを飲ませるのと同じ要領だと思うが、それをできるだけすばやくやる。一瞬のことなので、いっちゃんも何が起こったかよく分からないまま飲んじゃったようだ。

 朝、眼が少し腫れていたので目薬をさした。昼間は腫れが引いていたのでささなかった。夜、涙が出てまた眼が腫れたので目薬。1時間ほどで腫れは引いた。目薬をさすとすぐに腫れは引く。ささないとすぐに腫れる。

 前回の静脈点滴中は1回もお水を飲まなかった。今回はけっこう飲んでいる。

流量14ml/h


 04/15(火) 膀胱なでなで 
 睡眠中のご飯、そこそこ食べてあった。うれしい。

 私は仕事へ。夜9時帰宅。いっちゃん、変わりなし。今日の往診では採血はなかったそうだ。点滴の流量が10mlになった。安定しているなら流量は少ないほうが身体への負担は小さいらしい。ご飯はちょっとしか食べていなかった。明け方が一番食べるなあ。やはり夜行性の動物なのか。

 先生に「まだおしっこが出ているうちはまだ大丈夫」と言われたと、くりくりが微妙に落ち込んでいた。"まだ"というのが気になったらしい。確かにね。先生はにこにこしながら言ってたそうだが、こういう細かい表現に敏感に反応する飼い主は私たちだけじゃないと思う。ナーバスになっている時には特にそうだ。あげ足取りみたいな解釈されて先生も大変だとも思う。

 いっちゃんがトイレに入って、そのまま固まっていた。よくあることだが。しばらくおしっこをしていないので、膀胱を触ったらぱんぱんになってた。やっぱりおしっこしたいんじゃないの?膀胱をそっと撫でたら、ちろちろとおしっこしはじめたので、撫でるのを止めた。そうしたらおしっこも止まってしまい、またじっと固まっている。長いこと待ったが一向に続きをしないので、また膀胱なでなで。じゃーっと勢い良く出た。尿意の感覚が弱くなったか?

〜2:30pm リンゲル液+カリウム 14ml/h
2:30pm〜 リンゲル液+カリウム 10ml/h

 04/16(水) うんこちゃん&ケー 採血 
 睡眠中のご飯、まあまあ。

 午後2時、先生が来て採血。私が採血されている後脚を押さえて、くりくりが前脚を押さえていた。いっちゃんはう〜う〜怒りながら猫キック。おとといより力強いキックで、危なくってはらはら。
点滴のパックを取り替えた。今度はソルデム3。

 翼状針を取り替えるとき「今日は手先が暖かいですね」と言われた。ずっといっちゃんは低体温で肉球もあまり暖かくないため、これもよくなってきた証拠のようでうれしい。

 夕方、薬を取りに行って血液検査の結果を聞いた。ALT/GPTが248に下がっていた。うれしい。反対に腎臓の数値は上がっていた。それほど気にすることはないと言われたが、やっぱり肝臓の機能が落ちていたせいでBUNもCreも低かっただけなんだと思うとがっかり。贅沢ですか?

 血球容積が17になっていた。輸血するかどうか微妙なところらしいが、状態が安定しているので今はしないとのこと。輸血はしょっちゅうできるものではなく、何回かやると拒絶反応が出てくるらしい。だから本当に必要なときにしかやらないと言っていた。

 内服薬にまた止血剤が入っていた。まだ飲むの?潜血はほんのわずかだから3〜5日飲めばいいって言ってたのに。もう5日飲んだよ。詳しく聞きたかったが先生は忙しかったようで、早口で検査結果をばーっとしゃべって奥に入ってしまった。明日往診してもらった時に聞こう。吐き気止めは前回2種類だったが、今回は1種類に減っていた。あとは同じだそうだ。

 いい加減お腹の中がうんこちゃんだらけなのでお腹マッサージ決行。5分で寝たままふんばってくれて、かちかちの中を2個、綿棒でかき出した。ここでケー。あああ、やっぱり。ご飯が出ちゃった。続けてお腹マッサージ。すぐにまた寝たままふんばってくれたので綿棒作戦を実行中、がばっと起き上がって前庭でうんちんぐスタイルでふんばり、中2個、特大すごいの1本を排出。私はうんこちゃんの頭をつかんで引っ張ったけど、ほとんどはいっちゃんの力だ。さすがです、王様。

 うんこちゃんのあと、2時間くらいで自分でご飯を食べた。お腹がすっきりしたのか、何回もお膳に行き、けっこう食べた。やれうれしや。

 夜1回だけ、栄養チューブを6ペロしてくれた。そのほかのときは全て拒否されたが、よしとしよう。明日は2回、あさっては3回とだんだん増えていけばいいのだ。

 なんかシャーシャー聞こえると思ったら、猫こたつで優雅に寝そべったまま排尿している王様が。おもらしするときは具合が悪いときなので(だるくてトイレにいけない)軽く落ち込んだ。しかし昨日、尿意を感じるのが弱くなってるような時があったので、そのせいかも。限界まで溜まってるのに気がつかなくてもれちゃったとか。熟睡してて、おねしょしただけの可能性も。ご飯はけっこう食べてるし、大丈夫だろう。具合が悪くてのおもらしじゃないことを信じる。
 
〜2:30pm リンゲル液 10ml/h
2:30pm〜 ソルデム3 10ml/h

 04/17(木) 元気がない 
 睡眠中のご飯、猫缶が22gも食べてあった。素晴らしい。しかしなんとなく元気がない。猫こたつの奥でぐてっと寝ている。昨日までの様子と違う。声もほとんど出さない。

 2時過ぎに先生が来たときもぐてっとしたままで、されるがままだった。採血がなかったせいもあるけど。熟睡してたところを起こされたからか?先生も「ぼーっとしてますね」と言っていた。

 夕方になっても夜になってもずっと元気がない感じは続いた。ご飯は自分からぼちぼち食べてくれるので、深刻には考えなかったが。くりくりは、昨日点滴のパックを変えてから元気がないんじゃないかと言っていた。確かに。明日もこの調子だったら、先生が来た時に聞いてもらおう。

 04/18(金) ケー 発熱 38.6℃ 採血 
 朝私が起きても、あお〜んのあいさつなし。いつもならカーテンを開けたり、私がたてる物音でいっちゃんも起きて鳴くのだが。猫こたつをのぞくと、頭を奥に向けて箱座り。声をかけても一言も鳴かない。

 睡眠中のご飯はぼちぼち食べてあったので、それほど心配せずに打ち合わせに。途中でくりくりに電話。1時半頃トイレに自分で入っておしっこして、そのあと吐いたそうだ。昼の薬が出てしまったようだと言っていた。吐いた後は呼吸が早くて苦しそうで、まだ収まっていないときにちょうど先生が来たので診てもらえたそうだ。

 体温が38.6℃もあった。普通の猫なら平熱だけど,いっちゃん的には熱がある状態。今日はいきなり夏みたいに暑くて気温が26℃もあったが、普段が低体温で「温めてください」と言われていたし、じっと動かないで寝たままなので寒いかもと思い猫こたつを弱でつけっぱなしだった。内部の温度は朝、計ったときには約30℃だったので大丈夫と思っていたが。先生に、暑すぎるので風通しを良くして涼しくしてくださいと言われて、こたつにかけてあったショールを取ってスイッチも切ったそうだ。私が出かけた後、ご飯を全然食べないし薬も吐いたようだったので、吐き気止めを背中に注射してもらったそうだ。

 6pm帰宅。いっちゃん、食べてなかった。7:30pm、猫こたつから出てきて自分でお膳のご飯を食べた。そのあとは2〜3時間おきに自分から食べてくれるようになった。よかった。いっちゃんは素敵に不死身だ。いっちゃんがご飯を食べている横で、私とくりくりは「もっと食え〜、たくさん食え〜」と渾身の力を込めて念を送った。落ち着かなくてかえって迷惑?

 発熱の原因はなぞ。猫こたつが暑過ぎて発熱?変温動物じゃないんだから。

 04/19(土) 採血 自宅での静脈点滴終了 
 睡眠中のご飯、そこそこ食べてあった。少しだけほっとして私は仕事へ。

 いっちゃんの様子が気になってくりくりに電話。今日も採血。今日で静脈点滴を終了する予定だったが、昨日の今日なので血液検査してからになったそうだ。検査結果を見て点滴を続けるか終了するかを決めるので、夜、先生がもう一度来てくれるらしい。

 9pm、また家に電話。点滴がはずされたらしい。詳しいことは家に帰ってから聞いた。

 ALT/GPTが140に下がっていた。正常値内ではないけれど、ずいぶん改善された。反対にBUN91、Cre6.7と腎臓の数値は上がっていた。Creが6.7もあるのに点滴をはずして大丈夫なんだろうか?内服薬がまた変わっていた。くりくりに内容を聞いてもよく分からないらしい。明日、聞きに行こう。

 昼〜夜はご飯、少ししか食べていなかった。抱っこして栄養チューブを舐めさせた。最初の一口を拒否したのを無理矢理口に入れたら、2口目からはあきらめたのかべろべろ舐めてくれた。ありがと。

朝:肝臓の薬+吐き気止め+止血剤(1カプセル)、隙間にビタミンB+C
  アガリクス+シャンペットプロ(1カプセル)
夜:肝臓の薬+吐き気止め+止血剤(1カプセル)、隙間にビタミンB+C
  ビタミンB、C+シャンペットプロ(1カプセル)

 04/20(日) うんこちゃん&ケー 
 睡眠中のご飯、ぼちぼち。っていうか、1日中ぼちぼちな感じで食べていた。ぱっとしない食欲。

 午前中に病院へ行って、皮下輸液のセットをもらって支払いもした。今日は5万円を越えた。なかなかゴージャスな医療費です。お財布のお金でぎりぎり間に合ったが、食料や日用品を買って帰れなかった。まあいいや。今日買わなくても死にやしないし。

 内服薬は、ビタミン剤がな減っていた。ビタミン剤は肝臓のためだったらしい。1回につきカプセル3個だったのが1個で収まる量になった。吐き気止めは、おととい注射したのと同じものが処方された。反応がよかったのでそれにしました、と言っていた。あとは肝臓の薬と止血剤。心臓の薬はまた血尿したり眼底出血したりしない限りはお休み。代わりに止血剤を続けることに。こちらのほうが肝臓への負担が少ない(血圧を下げる効果はない)。

 お腹マッサージ。30分でソファの上でふんばってくれて、ころころの中を3個+ケー。せっかく食べたご飯が出た。どうせ吐いちゃったのでマッサージ続行。1時間半続けたが便意ゼロ。ぐーぐー寝てるじゃん、王様。猫のやる気があまりにもゼロなので、ご本尊が出てなかったけど終了。明日は出そうな。

 栄養チューブ、今日も最初の一口は拒否。無理矢理舐めさせられると2口目からはなぜか嫌がらずに舐めるパターン。

 04/21(月) モンプチ子猫用大ヒット 
 睡眠中のご飯、なまりを34gも食べてあった。いい感じ。

 今日初めて、モンプチの子猫用の缶詰をあげた。カロリーが一般的な猫缶の倍くらいある。いっちゃんは痩せているし十分な量のご飯を食べないので、少々蛋白質の量が多くても大丈夫だろう。しかしどうせ食べないだろうなと思っていたが、これがびっくりの大ヒット。はふはふいいながらすごい勢いでかぶりついていた。2回に分けてあげたが、空になるまでお皿を舐めた。くりくりが「久しぶりに見たなあ、空のお皿」と言っていた。ほんとうだね、うれしいね、空のお皿。

 こういう大ヒットを捜すためにも、まだ試してない猫缶、買いこもう。で、さっそくもう買いこんだ。カルカンの子猫用は全然食べない。舐めもしない。社交辞令とか義理とかはない王様です。ひとつでもお気に入りが増えたのは大変うれしいが、これもある日突然、ぴたっと食べなくなるんだろうな。だから永遠に王様のお気に入り探しは続く。

 お腹マッサージ2時間。便意のべの字もない。いくら揉んでもぐーすか寝ている。王様、やる気まったくなし。でかいのが肛門の近くにあるのに!これ!ここにあるのに!でも、いっちゃんが少しでもふんばってくれないことには綿棒も入らないからどうにもならない。目の前のでかいうんこをみすみす逃すのは悔しいが、明日に持ち越し。

 栄養チューブ、最初の1口からいやがらずに舐めるようになった。思い出したらしい。

 04/22(火) うんこちゃん 
 睡眠中のご飯、昨日のヒットのモンプチ子猫用を60g食べてあった。そんなに好き?どこが?なんで?20年近く一緒にいても嗜好を完璧に把握できない。いっちゃん的には基準とかあったりするのだろうか。8時間の間におしっこが4回もしてあった。多い分には心配ないらしいが。

 お腹マッサージで大漁。みごとなご本尊様。寝たままふんばってくれたので、綿棒を突っ込んで引っ掛けて出したら、引っ張っても引っ張っても切れずに出てきて、ほれぼれするような一本ぐそでした。王様、さすがです。吐かなかったし。おならは出たけどね。

 栄養チューブ、匂いをかがせると「あお〜ん」と催促&べろべろ舐めてくれるようになった。復活です。素晴らしい。

 また注射している背中が真っ赤になった。なぜ?やり方が悪いせい?

 04/23(水) おもらし 
 睡眠中のご飯、モンプチ子猫を70g。すごい。ずっと永遠に続いてくれ。昼からは全然食べない。夜になって猫缶少し。お刺身、サーモンは食べない、まぐろは少し食べた、真鯛ははぐはぐ食べた。最近は真鯛が気分らしい。夜だけで34gも食べてくれた。

 栄養チューブも匂いをかぐなり「うが〜ん」と催促。食欲は悪くない。そのわりにはかったるそうだけど。

 昼間はおもらしもした。猫こたつから出てきて前庭で座ってるから怪しいと思ったら、やっぱりだった。おもらしなんて全然いいんだけど、だるくてトイレに行けないのかと心配になる。おねしょだったのか?

 04/24(木) うんこちゃん ケー 
 私は昼間、仕事でいなかった。いつもと変わらない様子だったそうだ。

 帰宅後、お腹マッサージ。3分の1くらい、うんこちゃんを出した。吐かないうちにと止めたのに、うんこから1時間も経ってからケーした。なんでだよー。

 ご飯、モンプチ子猫用のビーフしか食べなかった。食欲がじわじわ落ちてきている。心配。

 04/25(金) うんこちゃん 
 お腹マッサージで、うんこちゃん3分の1くらい。吐かないうちにやめておいた。

 04/26(土) 通院 3.9kg 38℃ うんこちゃんで血便? 栄養チューブ9本目 
 通院。体重は100g増えて2.9kg。体温38℃。先生に子猫用の缶詰しかろくに食べないことを話したら「蛋白質が多いから良くない」と言われた。それは分かってるんだけど、じゃあ絶食のほうがいいのかということになってしまう。言わなかったけど。モンプチ子猫用のおかげで痩せないですんだようなもんだし。

 背中が赤くなっていることで、消毒綿は新しいのを使ってますかと聞かれた。タッパーに作りおきしてますといったら、それじゃいけないそうだ。成分が揮発して、効果がなくなってしまうとのこと。ああ、またおバカなことやってたんだ、私。ちくしょー。
 あとは、背中をつまんでるときに猫が動くと、そこが擦れて皮膚に負荷がかかって、炎症を起こすことがあるそうだ。王様を絶対に動かないようにするのは無理っぽいので、つまむ時に力を入れすぎないように注意しよう。

 いっちゃん、今日は診察台の上で立っていた。それだけでも、調子が悪くないということでうれしい。あれ?こんなささやかなことが幸せって、なんだか綱渡り状態みたい。王様は大丈夫です。

 お腹マッサージでうんこちゃん。9pmと1:30pmの2回に分けてほとんど出した。2回目のとき、うんこちゃんの表面に、ほんの少しだけ、うすく血のようなものが付いていた。小さいのがまだ1個お腹に残ってたけど、びびってやめにした。まさか綿棒で傷をつけちゃったか?こわいよーこわいよー。ケーはしなくて、これも小さな幸せ。でも大事なことだ。

 新しい栄養チューブ、9本目。

 04/27(日) おもらし また背中が赤い 
 モンプチ子猫用があと3個なので買いに行ったが、品切れのままだった。どうしよう。いっちゃんが今まともに食べるのはこれだけなのに。自転車で15分のディスカウントショップまでいったら、あった。よかったよかったと21個買った。たんまり食ってくれ。

 おもらし。なんだ、具合悪いのか?心配。

夜の注射で、また背中の脇が赤くなっているのに気が付いた。やっと治ったと思ったら、まただ。朝はなかったのに。ということは、朝の注射でこうなった?針を刺した覚えのないところが赤くなっている。原因はいまいちよく分からないが、真っ赤っかを見てると悲しくて悔しくて泣きたくなってくる。おおげさだが。

 万田ペットを容器から直接口の中に垂らしたら、いっちゃん、あぶあぶになった。ごめん、やっぱ乱暴だった。そんなにたくさん出たわけじゃないんだけど、びっくりしたかな。抵抗されても顔が汚れても、指からやったほうが安全。吐かなくてよかった。

 イサキのお刺身を買ったが、全然食べなかった。去年は気に入ってたのにな。

 今日の王様は威厳がない。「いっちゃん」と呼ぶと「ふ〜ん」と情けない声で返事する。具合悪いの〜?大丈夫だよ!みんなそばにいるよ。

 04/28(月) ケー うんこちゃん 血便? 
 寝ていた私の枕元でなにやら怪しい音が・・くちゃくちゃくちゃ・・。いかん、これはあれだ。起きて、いっちゃんの背中をさすった。盛大にケー。お水とご飯がたくさん出た。なんてもったいない。食ったもの吐くな。栄養にしなくちゃ。時計を見たら6amだった。

 寝なおしたが、またくちゃくちゃが聞こえてきたので起きたら、今度はご飯を食べている音だった。紛らわしいが、いいことだからいい。

 食べていた猫缶ご飯が片側に寄っちゃって、食べにくそうにしている。脇からバターナイフを突っ込んで真ん中に寄せてやったら、それが気に入らなかったらしく、食べるのをやめてしまった。大きなお世話だったらしい。

 鶏肉を茹でて磨り潰したもの、くんくんするだけで食べない。焼きかつおも猫缶も食べない。モンプチ子猫のビーフをあげたら、はぐはぐ食べた。やっぱりモン子か。よく食べていたのでお代わりを入れたら、食べなくなった。さすがに飽きた?白身魚味まで飽きてたら、もう食べるものないぞ、王様。

 うんこちゃん、中2個。2個目にまた薄く血のような物。ティッシュで拭ったら、粘膜のようにきれいに取れてしまった。なんなんだろう。気になる。心配。

 04/29(火) ケー&うんこちゃん 
 睡眠中のご飯、ほとんど食べていない。とうとうモン子の白身魚も飽きてしまったか。次のマイブームは何なのだ、王様よ。教えてください。やっぱり昨日の昼間、モン子ビーフをあげたのが良くなかったのか。朝も昼も夜もじゃ飽きるの早いよね。好きなものでも1日1回にしよう。そうすると、その1回以外はほとんど食べないことになってしまうのだが。

 夕方お腹マッサージで極小の欠片2辺。血便の疑惑があるので、ふんばりすぎてうんこちゃんと一緒に大出血したらどうしようと想像してしまい、欠片だけでそうそうにやめた。明日があるさ。

 と、そんな半端なことをしていたら、夜中にいっちゃん、自分でトイレに行ってふんばってた。おしっこかと思っていたのでびっくり。トイレで頑張ったがうんこちゃんは出なくて、ケーが出た。これは放っておいたらまた便意がきて、ふんばって吐くパターンだ。

 もう覚悟を決めてお腹マッサージ。出してやるぞ、任せろ。すぐに便意がきて、寝うんこちゃんで小2個、中2個。あとから出た中2個には、やはり粘膜のような血のようなものがほんの少し、薄く付いていた。やっぱり怖いよー。ちょっと休んで仕切りなおそう。

 1時間後、マッサージ再開。マッサージ中に寝おしっこというアクシデントはあったが、中3個を追加で出せた。まだお腹の中に少し残っていたが、ふんばって吐くはしない量なので、もう止めておく。さっき吐いた時に、薬がみんな出てしまったので飲ませ直し。ごめんよ。

 今日はろくにご飯を食べていなくて、やっと夕方に鯛のお刺身をはぐはぐしてくれた。それからずっと鯛刺しばかり食べていたのだが、ケーした時にそれがけっこう出てしまった。悔しいことです。

 夜の皮下輸液、背中の赤いのが気になって、どこに針を刺したら皮膚が荒れなくて済むのか迷いに迷ってどつぼにはまり、1時間、ただひたすら毛をかき分け続けた。くりくりが見かねて「おれがやるよ」と言って私の手から翼状針を取り、ぷすっと終わらせた。

 04/30(水) 右手が腫れた 
 失敗して足りなくなった分の針をもらいに、私だけ病院へ。背中の赤いのが治らないので、1回失敗した針をもう一度使うのが心配だから新しいのを出して欲しいと説明。先生は、2〜3回だったら刺せますというが、切れ味も鈍るだろうしやっぱりいやだ。
 できれば輸液パックからシリンジに液を吸うときも、背中に刺すのとは違う針にしたい。しかしこれは「どうしてもというのなら出しますけど、できれば翼状針でやってください」と言われた。針を付け替えるという一手間増えることによって、人為的なミスが起こる可能性が高くなるから、だそうだ。針を触って汚染してしまったりとか、そういうことらしい。完全には納得できなかったが「分かりました」と言うしかない。「どうしても」と言い張るほどの理由が見つからなかった。

 失敗しても、同じ針で2〜3回やり直しても大丈夫だけど、血液が逆流した針は使わないで下さいと言われた。絶句。なんで今ごろ言うの?使っちゃったことあるよ。
 初めて皮下輸液のやり方を教えてもらったとき、針を刺したらピストンを軽く引いて、空気や血が入ってこないのを確認してから液を入れてください、とは言われた。血が逆流してきたらその針はもう使うななんて一言も聞いていない。失敗したときのために予備で針をもらえないかとお願いしたら、「失敗しないで下さい」と言われてもらえなかった。

 私だって失敗したくない。いっちゃんに余計な傷をつけたくない。余分に痛い思いなんかさせたくない。でも、しちゃうときがある。先生だって失敗することあるじゃない。100%は無理だ。どうしたって予備の針をもらえなかったんだから、それを使うしかなかった。先生にはすごくよくしてもらってると思う。いっぱい感謝してる。でも今回は納得できない。

 血便疑惑については「直腸が乾燥ぎみなので、うんちを出すとき擦れて傷がついてしまい、あとから出たものに血が付くのだと思います。人間でいうと“痔”です」とのこと。はあ〜。痔、かあ・・。
 あれだけうんこちゃんの度に息張ってて、今までならなかったのが不思議なくらいだけど・・。乾燥していると切れやすいので、うんちする前に指サックをはめて、中にオリーブオイルをたっぷり塗ってあげるといいでしょうと言われた。
 ・・猫の肛門に人間の指が入るの?確かに私の指より太いうんこしてるけど・・。入ります、とあっさり先生は言うが・・。検討してみよう。王様が痛くなきゃやってやる。

 猫ご飯はあんまり食べないが、鯛のお刺身はよく食べてくれた。何でもいい、食べてくれれば。

 夜、いっちゃんの右手が腫れて太くなっているのに気が付いた。手先はローラーで引かれたみたい。付け根のほうもぶにょっとしてる。感触がいつもと違う。同じ姿勢で寝ていたからうっ血したのか。見事に毎日、心配の種がある。