| 今日、別の病院へ行って参りました。 コンタミのことを聞いて参りましたので、報告させてください。 本当は「コンタミが起こるから使い捨て」とおっしゃった先生にお聞きするのが良いんでしょうが;怖くて聞けません……;
今日行った病院の先生がされている自宅輸液の指示は以下です。
1:パックは3日〜5日は連続使用で構わない 2:ルート交換は一週間毎 3:針は使用毎に交換 4:保存は、よほど不衛生でない限り直射日光が当たらない部屋で常温保存(真夏、室内が35度を超える場合は冷蔵庫の方が良い) 5:ルートの針はリンゲル(またはソルラクトなどの液)に刺したままの方がかえって安全(そちらの方がコンタミが起こりにくい) 6:外したい場合は、中の液体を抜き、キャップをして、次回使用時にパックに刺す方の針、差し込むゴムの部分を消毒してから使用
──以上が、今日の先生が通常されているご指示だそうです。
それを踏まえて「大変失礼ですが、獣医になって何年ほどでいらっしゃいますか?その中でコンタミによる炎症や化膿をどれぐらいの頻度で診ていらっしゃいますか?」と質問してみました。(これが私の最大限の勇気でした;) コンタミの頻度ですが、開業から10年以上になるけれども、一度もない、とおっしゃいました。でも0%ではないから、安心しすぎるのは良くないともおっしゃいました。 この週末に他の獣医師のお友達数名にも聞いてくださったようで、どの先生も、「たとえばキャリアであったりなどの免疫力の落ちている猫については自宅輸液の許可を通常は出さないし、腎不全猫に関しての自宅輸液でコンタミが起こった記憶はここ数年ない」とおっしゃったようです。 ただ、その先生は日本獣医畜産大学を出られているようなのですが、その時に一度診たことがあるようで、しかし、炎症も、猫の病状もひどい状態ではなく、すぐに完治したとお聞きしました。 「頻繁にあるものではない。しかし確率は少なからずある、というのが獣医師の大凡の意見ではないだろうか?ただし、使い捨てがパーフェクトであることに代わりはない」が、先生の総まとめ的なお言葉でした。
TAMIさん>先生に「同じリンゲル剤を5日間使っているお知り合いの猫ちゃんがいるのですが」と聞いたところ、同じく「確率は2日、3日と同じで、コンタミ発生率は0%ではない」とのご意見でした。 ルートの連続使用に関しては、その病院が使っているルートの性能や耐性にもよるので、一概ではないようです。ただ、この先生は自分の使っているものなら、一週間。という期間を目安にしているようでした。
Eriさん>200mlのパックや250mlのパックの件なのですが、病院で聞いたところ「割高になる」とのことで、諦めた次第です; 今日の病院の先生も冷蔵庫に入れるなら「ジップロック」とおっしゃいました。 野菜室がお薦めだよと言われて、なるほどなぁと思いました。 情報ありがとうございます。
GANBARUNEKOさん>獣医師もそれぞれであると本当に思います。 そして、どの先生も自分にとっての強い医療方針をお持ちのようです。 今の自分に輸液だけで3万円は実際続けてあげられない不安が常にありましたので、転院する方向で、考えています。 この先10年、いやそれ以上〜とウメを看病するつもりでいるので……;お言葉嬉しかったです。頑張ります。
じいやさん>はい……院長先生は怖いのです;(長くそこに通っている友人は正直な先生との評価ですが;) 他の先生方はそうでもないのですが、私はちょっと怖い。 ただ、とても医療に真面目に向き合っていらっしゃって、大切な患畜に少しの危険も犯させまいとする姿勢は今でも尊敬しております。 輸液の量については、私も以前ネットで相談したのですが、その時は体重を見ても最低で220mlと言われました。 通院中だった病院では一貫して250ml。 そして今日の先生は「脱水はもうほとんどないので、200mlに減らして、徐々に少なくしていきたい」とおっしゃいました。 これも獣医師によるんだなぁと思ったのですが、今日の先生は輸液には計算式があって〜と目の前で計算してくださったんです……けど、よくわからなかった; 心臓に雑音が混じっていると言われたので、ちょっとびびっています。 これも、次回からの課題になりそうです。
>どの先生の言ってることも間違いではなく、自分の経験=正解、という感じで話してくれるのかもしれないです。 そのようでした。今日の先生も、自分の経験の元にお話しすることになってしまうと前置きされました。
momoyukiさん>消毒に関しては色々あるようですね。 今日行った病院の先生は「毎回してください」とおっしゃいました。 そして、momoyukiさんのおっしゃるとおり、転院しても他の問題が起こっていくのではないだろうかと思います。 ただ、今回の病院の先生も、同じことをおっしゃったんです。 「インフォームド・コンセントは獣医学界こそが一番進まなければいけないと思いますし、メリット・デメリットは知るべきだし、それを伝える努力を僕もします。貴女も知る努力をしてください。 そして、飼い主の負担を減らすこともひとつの選択です。 金銭的な負担を減らしたいと望むことが猫ちゃんへの愛情を疑う材料にはまったくならない。 でも、この件だけで転院したとしても、この先僕とも意見が対立するかもしれない。 僕にも、僕なりの治療方針があります。でも、その時はお互い正直になって、また転院するなりの方法を考えましょう。 ○○さんの希望を叶えられる病院を探すお手伝いもします」とおっしゃってくださいました。 また、momoyukiさんの意見とまったく同じで「猫ちゃんの一番のドクターは飼い主の貴女ですよ、僕は助手です」と。 なんだか、本当にmomoyukiさんの意見のようで、とても信頼を覚えてしまいました。 ももちゃんの教え、ウメに伝えて一緒に頑張っていきます。ありがとうございました。
ひぴさん>コンタミの件は、今日の先生だけの確立であれば0%になってしまいますね; でも、可能性はある〜大凡ない、であるようです。 1000人の獣医師さんに聞いてみたいです……可能性ってどれぐらいなのでしょう; 使い捨てを推奨されている先生は、おそらく獣医歴は30年以上かと思います。(年齢判断と、病院が出来た時期を聞いた限りでは) コンタミをよく見てきたのが、10年以上前の20年間で頻繁なのか? それとも最近までなのか……本当に聞きたいです……けど、怖いです。(苦笑)
>理想は使い捨てなのでしょうけれど、「ここまでならこのくらい安全」という、はっきりした基準はないような気がします。 だから獣医さんの経験や考え方によって、意見がいろいろ違うのでしょうね。
本当にそのようでした。今日の先生がおっしゃた意見だけですが、3日も5日も、1週間も、コンタミが起こるか起こらないかの確率は変わらないと思う〜とのことでしたので。 では、二週間はだめなの?と言うと、うーん……そうですねぇ、それは……うーん、と首を傾げられたり。 自分の経験にないので、今はお答えできません、とおっしゃいましたので、結論的には経験とお考え次第なのかな〜と思いました。
今日の先生は本当に正直そうな方でした。今は方向性が似ていても、いつか道が分かれるかもしれない、その時は違う道を行きましょう〜なんて、ドラマのような台詞で勇気づけられもしました。 治療方針から始まって、西洋医学と東洋医学の方向の違いなども含め、今日は一時間半以上お話ししてきました。 こんなに獣医さんとお話ししたのは初めてです……。 とてもとても悩んでいましたが、直接お会いしてお話して、心も決まりました。 今回のことに関しては、多分、また同じ状況になっても、同じ答えを選ぶのではないかと思います。
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