| どうもご無沙汰しております。ダメ獣医師こと49番です。 甲状腺機能亢進症ですか…。 どうしてもその病気を言われると凶暴化、被毛粗剛という先入観がぬぐえず その可能性は想像できませんでした。申し訳ありません。
言い訳代わりに言わせていただくと、 『一般開業獣医は飼い主さんの金銭感覚を気にするあまり検査を十分には行えません。 その結果、転院されてしまうことが多々あります』 これは嘆かわしい事実であり、多くの獣医師がこの現実の前に『無能・ヤブ呼ばわり』されています。 飼い主の原因究明に対する気持ちを見抜けない獣医師にも少なからず問題はあるのでしょうが、 ありとあらゆるパターンの飼い主さんが訪れる中、トコトンまでの検査を希望される飼い主さんを見分けるのは困難を極めると言わせてください。
今回のパターンでいうと、一般開業医であれば、 まずはとりあえず血液検査、レントゲン 続いて抜歯(今回で言えば) 最終的には大学病院で行ったような、トコトンまでの検査というように 段階を踏んで検査をしていきます。 この行程を事前に説明しておくべきでしたね。 今回に関しては、眼球が腫れた経緯から、歯以外の原因を疑えなかったことが ワタクシのミスです。 もちろん、Web上の話だけで判断しているので、完璧な診断は出来ないと言わせていただきますが、獣医を名乗っている以上、誤診があった事実は謝っても許されるものではないと思っています。
今回のことを糧に、より良い獣医師に成長しようと思います。
甲状腺機能亢進症に使われるお薬は肝臓への副作用が大きい薬ですよね? kotoyoさんならまず大丈夫かとは思いますが、猫ちゃんの観察を欠かさず、ぜひともに気をつけて使ってください。
それでは失礼します。
|