| http://plaza.rakuten.co.jp/bonolovescat/ の、「猫の慢性腎不全における食事療法の理論と実践」というブログを書いているボノ太さんという方がいます。 ボノ太さんは、人間の人工透析の病院にお勤めの現役の管理栄養士さんです。 残念ながらボノ太さんのネコさんも腎不全予備軍に入ってしまい、それをきっかけに、ブログを始められています。
それで、いま、ちょうど体液に関する講義を分かりやすく記事にしていらっしゃいますので、ちょっとのぞいてみてください。 きっと、ご参考になると思います。 輸液を理解するには、ある程度の体液に関する理解が必須ですので。 上で、ひびさんがご説明の「細胞内脱水」の意味などにも対しても、細胞内液、細胞外液、組織間液などの仕組みが分かれば、理解がより深まると思いますよ^^ 分からないことがあれば、ボノ太さんにバシバシ質問しちゃってください(本当・・・?)
皮下輸液は、組織間液に入れ→細胞外液→細胞内液と移動し、最終的には細胞内脱水を補正しようというものです。 静脈輸液は、一工程カットして、ダイレクトに細胞外液→細胞内液へと進みます。ですから、急性腎不全など一刻の猶予もならないようなときには、即効性のある手段を使います。 それと、組織間液から細胞外液に移動する際には、エネルギーを使います。 従って、体力的に弱っているネコさんに皮下輸液は、静脈輸液よりも余計な負担を与える場合があります。
輸液は、獣医さんにとっても大変難しく、奥の深いものなんだと思っています。 個々の症状にあわせて、輸液を調合し、流し込む速度や量の調整など、簡単にはいかないことばかりのようです。 私のかかりつけのM院長は、素人による自宅輸液には、反対な先生でした。 (自分でもやってみたかったんですけどね・・・)
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