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■2976 / inTopicNo.11)  Re[22]: エリスロポエチン
  
□投稿者/ じいや -(2010/04/12(Mon) 17:09:38)
http://nekojiiya.exblog.jp/
    ぽいまんさん、こんにちは。
    ぽいまんさんが輸液にエポを混ぜているということだったので、その方法は大丈夫なのか、主治医に訊いてみたんですよ。
    というのも、エポって絶対要冷蔵で、とても雑菌に弱く繊細だから…と主治医に注意を受けていたからです。

    でも輸液に混ぜて投与した、という方は他にもいたし、主治医も「それで効いたコが知合いの病院にいました」と言っていました。
    リンゲル液を人肌に温めて、中に入っているエポが劣化しないかどうかも訊きました。
    それについては試したことがないから確信はないけど、大丈夫かもしれない、ということでした。
    ポイちゃんがその方法でPCVが上昇したなら(エポが効いたことが明らかになっているなら)、これはとても画期的というか、自宅でエポを投与できるいい方法になるかもしれません。


    > うちはPCVが16%になってしまい2月21日からエポジンを始めました。
    > 11月に検査をした時は30%以上あったんですが、ぐぐぐっと下がったようです。

    トラちゃんと同時期ですね。
    数値は、トラちゃんはちょっと輸液過多気味で14%だったので、数値もほぼ同じだと思います。
    トラちゃんは食が細くなったらキドナの強制給餌をしていますが、ペットチニックはそれほど積極的に摂っていません。
    また、トラちゃんはもともと、5〜6年貧血気味でした。
    そして毎日200〜240ml以上の点滴もしくは皮下輸液を2月22日から欠かさず続けています。
    トラちゃんは、もともと赤血球ができても小さいです。
    普通のコよりも赤血球が小さいので、赤血球の寿命も短いと思います。

    以上がトラちゃんのケースです。
    ポイちゃんときっといろいろと条件は違うと思います。
    だからPCVの上昇度合いも違うと思います。

    エポのアンケートに多くの方に協力してもらい、またいつもエポについてアンテナを張り巡らしていたのですが、あくまで印象ですが、かなり低下した数値から始めるとなかなかPCVは上昇しない気がします。赤血球の材料となる鉄分などの栄養素をちゃんと摂っているかどうかでも上昇のスピードは変わってくる気がします。

    それから、10%から20%までPCVを上昇させるのは大変でも、20%から30%まではけっこうすぐ上昇する印象があります。
    20%というのはあくまで例として挙げている数字ですが、20%ぐらいあれば、そこそこ赤血球は作り出されている状況だと思うんです。
    そこにさらに「赤血球作れ〜、もっと作れ〜」という指令が出ると、20%にそれが上乗せされるわけですから、思いのほか早く上昇を示す場合がある、という気がします。
    デブちゃんも20%前半まではとても時間がかかりましたが、そのあともう少し続けたら36%を越えてしまったんですよ。

    ちなみに、デブちゃんの場合ですが、エポ投与中も300mlの輸液を続けました。
    食欲はいつもありませんで、エポ開始時のBUNは140〜120。でも36%に達したときBUNは90台になっていました。

    エポジンの箱書きは読んだことがないのですが、エスポーには、対人間でBUN上昇の副作用があることが明記されています。
    ただし、副作用というのはたった2例ぐらいの出来事でも明記されることがあるんだそうです。
    はっきりとその薬が原因だと明らかにされていなくても、その薬を使っているときに起こったことが書かれる場合がある、と主治医がいっていました。

    腎性貧血が起こる腎不全ということは、腎不全が進んだ状態であることを示していると思います。
    一般的にはBUNやCreはジワジワと上がり続けていきます。
    また、波のある腎不全なので、食欲が落ちて痩せたり、調子が崩れるとBUNがガンと上がってしまうことがあります。

    なので、エポを使ってBUNが上がる、という副作用については、「BUNが上がるような体調のときにエポを使った」とも考えられるし、やはりヒトやネコによっては、そういう副作用が出てしまうこともあるのかもしれません。

    > 実はこのまま検査にも行かずにすまそうと思っていました。
    > 数値を見たからどうなのさっ、良くなっても週一でずっと続けるぞっていう気持ちで。

    これはある意味正しいです。
    30%を越えたら一時中止しつつも、その後も常に30%を保てるように「継続していく」のがガイドラインに載っている正しい使い方です。
    といっても絶対いつも30%!ってこだわりまくる必要もないと思うのですが、ぽいまんさんのようにエポのペースを工夫して目指す数値を保つ、というのは理想です。
    ただし、正しいPCVは、どうしても検査しないとわからないです。
    イヤンになっちゃいますが、PCVを知って今後の投与計画を立てるには、どうしても獣医さんの協力を得ないと無理だと思います。

    貧血が解消されても、ときには元気そうに見えても、腎不全は波があります。
    BUNは、決められた量の輸液さえしていれば上がらないか、というとそんなことはなくて、体調、食べたもの、食欲の有無、腎不全の進行度などによっても変動すると思います。

    高血圧は、もともとの血圧にもよりますがジワジワと、本当に少しづつ赤血球が増えていくので、血圧はほんのちょっと、影響のない程度で上がるのかもしれません。
    しかしドカっと赤血球が増えれば、もともと高血圧であったコなら堪えるでしょうし、腎不全のコは貧血であっても高血圧である場合も多いそうですし、そういうことを考えると一度状態を把握しておくほうがやっぱり安全かもしれません。

    トラちゃんは小柄なので、1日240mlの輸液がマックスだと思いますし、BUNなどの数値が数値なだけにリンを測る気もなく、電解質ですらいいやもう、と思っています(ほかの方は、電解質は把握したほうがいいと思います)。
    半ば撤退しているので、もう血液検査などはしたくないですが、やっぱりエポを今後どうするか?と考えたときに、血液検査は不可欠なんですよね。
    イヤだけど、来週検査する予定です。

    > エポジンには副作用はありません、ということだったのでずっと続けるつもりだったんですけど、迷いがでてきました。

    副作用は、あまりないほうだと思います。
    抗体については「おそらくできただろう」という体験談は1〜2例しか聞いたことがありません。
    でも副作用は確かにありますし、現状を把握しないでエポを投与しつづけるというは、PCVが上がりすぎていたときにちょっと怖い気がします。

    先生に相談するだけでもいいかもしれません。
    エポが関係しているかもしれないし、エポは関係なくBUNなどが上がっているかもしれないし、明日になったらまた上向くかもしれないし、それでも体調の変化について相談してみるといいかもしれません。

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■2975 / inTopicNo.12)  Re[21]: エリスロポエチン
□投稿者/ ぽいまん -(2010/04/12(Mon) 17:05:52)
    うちのポイも貧血治療中です。
    うちはPCVが16%になってしまい2月21日からエポジンを始めました。
    11月に検査をした時は30%以上あったんですが、ぐぐぐっと下がったようです。

    2日に1度で2週間打ち、その後3日に1度にして1週間です。
    輸液に混ぜて自宅で打っています。
    エポジンを9回打ったところでなんとなく耳の中がピンクっぽくなり、元気になってきたような様子を見せ始めました。

    実はこのまま検査にも行かずにすまそうと思っていました。
    数値を見たからどうなのさっ、良くなっても週一でずっと続けるぞっていう気持ちで。
    でもおじいさんの話しを読んで、副作用が心配になってきました。

    12日にはちょっと元気になったんじゃないかと喜んでいたのに、昨日はあまり調子がよくなさそう。
    13日から今日16日までの4日間で200gも体重が減り、輸液だまりがお腹に大きくブラーンブランになってしまうし、後ろ足がヨロリに。
    調子が悪くなって以来、いつも近くにくっついていたのに、昨日からは一人でじっとしているし、なーんかちょっっとよくない変化をかんじます。

    高血圧?bunが上がった?

    エポジンには副作用はありません、ということだったのでずっと続けるつもりだったんですけど、迷いがでてきました。

    くーっ、もう一度だけ検査に行ってみるべきか。
    悩みます。
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■2974 / inTopicNo.13)  Re[20]: エリスロポエチンと、貧血と輸液のバランス
□投稿者/ じいや -(2010/04/12(Mon) 17:04:07)
http://nekojiiya.exblog.jp/
    ある程度の進んだ腎不全であれば脱水はつきもので、完璧に脱水を補正するのは難しいかもなんですが、多少脱水気味でも25%あれば腎性貧血のケアは今すぐどうこうしなくてもいいのかも、と個人的には思いました。
    ただ貧血気味ではあると思います。
    でも食欲が低下して貧血気味になったり、他の理由で貧血気味になることはあるので、みーこちゃんが絶対に「腎性貧血である」とは判断がつかない数値のような気もします。

    個人的な感想ですが、40%あったPCVが突然25%になるとキツイと思います。
    でもジワジワと25%になったとしたら、ネコの体調にさほど影響は、見た目には出ないかもしれません。

    > みーこはPCV25%でしたが、脱水気味の数値です。
    皮下点滴をしてから3日目に検査しましたから。実際はもっと進んでいると考えられるのですね。

    そうとも限りません。
    点滴した日から3日たった日ということでしょうか。
    点滴が週に1回でも脱水を補正できているネコちゃんもいるわけですし、毎日していないからといって「脱水になっているはず」というわけでもないと思うのです。

    >私は貧血がみーこにあきらかな苦しさを与えているなら考えたのですが、その時はそういう状態に見えませんでしたので、考えておくとだけ言いました。

    エポの基本的なガイドラインでも「20%を切ったら投与すべき」とあります(もちろん、ネコそれぞれで決めていいと思います。あくまで指標です)。
    25%ならば私もエポは投与しないと思います。

    >低くなりすぎると効果が出るまで時間がかかってしまう のですね。

    多少は上昇すると思うんですが、目標数値は、ガイドラインによると30%です。
    トラちゃんは赤血球が小さくてずっとずっと20%前半のPCVなので(ここ5〜6年)、30%は目指しません。
    で、ある程度の数値まで上昇させよと思ったら、やはり時間はかかるかもです。

    よく食べてくれるコ、鉄分のサプリ(ペットチニックなど)も投与中にたくさん摂ってくれるコは、上昇は早いかもしれません。
    食欲不振、鉄分取らずで、脱水していて13.8%でスタートしたデブちゃんは、週に3回の注射で30%を越えるのに1ヶ月半かかりました。

    >注射が3日おきと言われたので、病院では自宅注射は認めてないので、ずっと通院することになる。
    これから死ぬまでずっと3日おきの通院を考えると踏み切れませんでした。

    生涯、注射しつづけるわけではありません。
    それに、エポにはデメリットもあるんです。

    赤血球が増えることで高血圧になったり、抗体ができるとさらに貧血がイッキに加速したり、BUNが上がったという経験談も少しですがありました。

    30%を越えたら中止しないと高血圧や多血症の心配が出てくるので、まずは目標とする数値を決めて、それに達したらいったん中止する、というのがガイドラインによる使い方です。

    ただし、エポを投与し始めたら、数回打ったらPCVを測るべきだし、週に2回の投与ならそれだけ病院に通わなければいけません。
    治らない病気だからこそ、ネコが嫌がることはしたくないのに、なのにネコによってはすごくイヤンな通院をしなければならない。
    それがネックですよね。
    本当に迷うところだと思います。

    割と高めの数値から初めて、1週間に1回の投与にとどめたという例も聞きましたし、リンゲル液に混ぜてもらって通院を最小限(検査だけ行く)にした方もいらっしゃるようです。

    > おじいさん様のご説明だと、点滴は血を薄めて貧血が進むかもしれないけれど、赤血球が作られなくなれば結局は貧血はすすむということなんでしょうか。

    そうです。
    赤血球が作られる量が減るのが腎性貧血で、赤血球の数が足りないことを貧血というのだと思います。

    >点滴は血を薄めて貧血が進むかもしれないけれど、

    これも正しくは「脱水しているコに対する点滴は、血を薄めて貧血状態を一時的に作り出す」あるいは「脱水しているコに対する点滴は、血を薄めて貧血状態を一時的に明らかにする」ということだと思います。

    貧血は、ジワジワと進んでネコのカラダが順応すれば、元気消失などが出ないコもいるようです。
    怖いのはガクンとPCVが下がることです。
    エポを絶対に使うべきだ!というのではないのですが、いざ10%を切ったぐらいでエポを始めても、貧血が日々進んでいれば、エポが効き出すまで間に合わないかもしれない。
    これが怖いなって思う点です。

    >今晩皮下点滴して明日病院へ行って検査してきます。
    そうすれば脱水でない状態の貧血もわかるかもしれませんし。

    病院には、私も連れて行きたくないです。
    どうしても現状を把握しないと治療方針も立てられないとき、それ以外は私も連れて行きたくないです。

    エポだって絶対に使った方がいい、といっているわけではないんですよ。
    そのコそのコで性格や症状に合った治療をすれば、それが正解です。

    トラちゃんは、3年前から軽い腎不全でした。
    が、食事も腎臓サポートが好きでよく食べているし(あとはお刺身とササミしか食べないんです)、投薬できないし、食欲ない日はすぐに輸液していたので、まあこれでゆるゆるといこ〜って思っていました。
    カルテには去年の11月下旬にBUN40、Cre3.1 だったんですが、去年のその頃、通院した記憶がないんですよね。

    それにこんなに短期間でここまで上がったなら慢性腎不全のコが急性腎不全を起こしたのでは?と思ったんですが、急性ならもっともっとクッタリするそうなんです(セカンドも同意見)。
    今回は血尿が出たので(冬になるとよく膀胱炎にっていました)、シッコが詰まってたらイヤだなと思って連れていってこの数値だったんです。
    元気だったので、ジワジワとカラダが数値に慣れたとしか考えられないと主治医もセカンドも言っています。
    数値がドンと下がらなかったので、私も急性の可能性は消えたと思っています。
    それにしてもこの数値には本当に驚いて、あたしゃあ笑ってしまいました。
    笑うわっ!っていう数値でした。

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■2973 / inTopicNo.14)  Re[19]: エリスロポエチンと、貧血と輸液のバランス
□投稿者/ みーこママ -(2010/04/12(Mon) 16:57:37)
    みーこはPCV25%でしたが、脱水気味の数値です。
    皮下点滴をしてから3日目に検査しましたから。
    実際はもっと進んでいると考えられるのですね。
    それで先生はエポの注射を考えておくように言われたのかもしれません。
    絶対効果があるとは限らないけど、やってみてはどうですか?って言われました。

    私は貧血がみーこにあきらかな苦しさを与えているなら考えたのですが、その時はそういう状態に見えませんでしたので、考えておくとだけ言いました。
    低くなりすぎると効果が出るまで時間がかかってしまうのですね。
    注射が3日おきと言われたので、病院では自宅注射は認めてないので、ずっと通院することになる。
    これから死ぬまでずっと3日おきの通院を考えると踏み切れませんでした。

    おじいさん様のご説明だと、点滴は血を薄めて貧血が進むかもしれないけれど、赤血球が
    作られなくなれば結局は貧血はすすむということなんでしょうか。
    (間違った解釈だったらすみません)
引用返信/返信 [メール受信/OFF] 削除キー/
■2972 / inTopicNo.15)  Re[18]: エリスロポエチンと、貧血と輸液のバランス
□投稿者/ じいや -(2010/04/12(Mon) 16:54:03)
http://nekojiiya.exblog.jp/
    うちの15歳のトラちゃん、腎不全が発覚し、なんとまあBUN200越え、Cre12.5、貧血の数値であるPCVは21%でした。
    もともと好不調の波が激しいコなので、週に3回ぐらい60mlの輸液をしていましたし、前日まで食べていたのでちょ〜ビックリしました。

    直近の検査では、BUN170、Cre9.2、PCV17.9%でした。
    BUNが100を越えるとクタンとなってしまったデブちゃんと違い、200を越えて入院していたときも病院でお刺身を食べていたトラちゃんを見て、本当に「個体差」があるものだなぁと感じたおじいさんです。

    で、貧血のことですが。
    トラちゃんは今回の発覚時に5日間入院しました。
    21%だったPCVは、翌々日には19.6%になりました。
    毎日300mlの静脈点滴をしたわりには、思うほど減りませんでした。
    そして次の次の日には14%になりました。

    エポ(造血ホルモン)は、「今後は大量の輸液もしくは点滴が必要になる」と思ったので、入院した初日に投与してもらいました。
    造血ホルモンと点滴を同時にスタートさせたわけです。
    それでも5日後には21%から14%になりました。
    すでにエポを3回注射してこの数値です。

    エポが効き目を示すには早くても数日から1週間、遅ければ数週間が必要です。
    低い数値から始めれば始めるほど時間はかかります。
    ある程度の数値にするには、注射を週2〜3回打ち続けて、最低でも1ヶ月ぐらいはかかる、という獣医さんもいるようです。

    トラちゃんの場合は、エポが「赤血球を作りなさい〜」と指令を出してくれて、赤血球は少しづつジワジワと作られていたとしてもまだ日が浅かったし、毎日の静脈点滴で血液がいつもよりも薄まっていたので、結果としてPCVは下がったわけです。

    その後もエポは注射し続けています。今日で10回目(週3回投与で)です。
    8回目でPCVが17.9%まで回復しました。

    2/22 21%(腎不全発覚時)
     ▼
    2/26 14%(点滴で血が薄まった。エポ3回投与するもまだ効き目は現れず)
     ▼
    3/13 17.9%(エポ8回目。毎日200〜240mlの皮下輸液)

    という経過を辿っています。
    まだもう少しPCVを上げたいので、エポは今後も続けていきます。
    入院した5日間は300mlの静脈点滴を最初の2日間、3日間は250ml、退院後は欠かすことなく200〜240mlの輸液をし続けてこういう数値の変化を示しています。

    どんなコでも、健康なコでさえ点滴や大量の輸液を続ければPCVは下がります。
    血液が薄まるからです。
    脱水しているコは、脱水を補正して初めて「貧血だったのか〜」と気づくというか。

    だからトラちゃんの本当のPCVはいくつなんだ?となったとき。
    トラちゃんの場合は、脱水が補正されたときのPCVが正しいPCVなんだと思います。
    つまり、毎日200〜240mlの輸液をして脱水をやっとこさ補正できている状態のPCV17.9%が本来のPCVです。
    低いし腎性貧血だと思います。

    腎不全が進行してしまった場合、輸液や点滴をするから貧血状態になる、という側面もありますが、大もとにあるのは「腎性貧血」です。
    腎性貧血さえ起こらなければ貧血のケアなんてしなくてもいいのに、クソったれの「腎性貧血」があるから貧血のケアが必要になります。

    トラちゃんに輸液するのを止めたら、とたんに脱水が進むでしょうから、エポも投与している今は血液は濃くなると思います。
    PCVはあっという間に20%を越えるかもしれません。
    しかしこのまま腎性貧血が進めば、輸液しなくても貧血は進んでいくと思います。
    血液が薄まるうんぬんではなく、赤血球が余り作られなくなる貧血です。
    これが「腎性貧血」のやっかいなところです。

    腎性貧血になると、脱水気味な体調にする、というのは根本解決になりません。
    じわじわと進む貧血なので、体調にはあまり影響が出ない場合もあるようですが、ネコによっては元気を奪う場合もあるようですし、血がなくなれば生きてはいけません。
    しかし、「何はなくとも貧血ケア!」ともいえないというか、輸血やエポに躊躇する獣医さんはたくさんいるし、信念を持って「エポはいざというときのために取っておく!」という獣医さんもいるようです。

    そして、貧血状態を脱するまでわざと「脱水気味」にする、という場合もあるようです。
    例えば私の経験ではないのですが、エポを投与しだす時期にBUNもとても高く、脱水も著しかったので輸液もガンガンしたいところ、しかし貧血がひどくて貧血状態をイッキに進めるわけにもいかず、輸液はそこそこしかしなかった、という話を聞いたことがあります。
    エポが効き目を表すまでの期間はどうしても点滴や輸液をたくさんできず、でもエポで貧血が解消されたので輸液を増やすことが出来た、というケースだったと思います。
    BUNが高くてもネコはしんどい、でも貧血が重度でもネコはしんどい。
    だから両方のバランスを見ないといけなった、ということだと思います。
    例えば脱水気味の20%と潤った状態での20%は全然違うのです。


    *******


    管理人より〜

    ぎゃおすbbs http://www.21style.jp/bbs/gyaos/
    にいただいた投稿を、抜粋&転載したものです。
    分かりにくくなってしまっていたら、ごめんなさい。

引用返信/返信 [メール受信/OFF] 削除キー/
■2971 / inTopicNo.16)  Re[17]: エリスロポエチン・アンケート
□投稿者/ ひぴ -(2010/04/12(Mon) 16:43:06)
http://www.gyaos-kingdom.com/
    じいやさんがやっていらっしゃる、エリスロポエチンのアンケートです。

    http://nekojiiya.exblog.jp/i25


    たくさんの体験がまとめられていますので、参考になると思います。
    アンケートへのご協力のほうも、よろしくお願いいたします。

引用返信/返信 [メール受信/OFF] 削除キー/
■2970 / inTopicNo.17)  Re[16]: エリスロポエチン
□投稿者/ marie -(2010/04/12(Mon) 16:28:00)
    こんばんは。
    うちの猫(ペルシャ 11歳 メス)も2週間前に原因不明の貧血でエリスロポエチンを投与しました。

    通常の猫の1/3の濃度の血液であると言われ目の前が真っ暗になりました。
    3日連続投与で幸い持ち直してくれて、現在は普段と変わらない様子です。
    しかし、原因不明ということで、いつ再発するか判らないのがとてもコワイです。
    抗体が出来てしまうと知って不安です…。
引用返信/返信 [メール受信/OFF] 削除キー/
■2969 / inTopicNo.18)  Re[15]: エリスロポエチン
□投稿者/ チンチラママ -(2010/04/12(Mon) 16:27:04)
    はじめまして。
    うちの8才になるオスのチンチラについて調べていくうち、ここへたどりつきました。
    8ケ月前、元気だった子が突然、原因不明の貧血になり、輸血、エリスロポエチン治療と現在に至っています。
    愛猫の死と生の際を一度経験した飼主です。

    輸血50mlを瀕死の状態だった時に行い、幸いに回復してきたところからエリスロポエチン治療と鉄剤の飲み薬に切り替わりました。
    最初は週に2〜3回、経過も順調なので今では2週間おきになりました。
    この周期を守れば、従来の元気を維持できています。

    うちの場合、エリスロポエチンを打った後、1週間〜2週間がピークで元気の良い状態になり3週間目に入ると元気もなくなり食欲不振、コンクリートを舐める等の症状が出てきます。
    この結果2週間に一度のエリスロポエチン注射が良いという事になりました。
    (鉄剤は毎日、飲ませています。)

    何とか完治できる治療法があればと願うばかりなのですが、腎臓の数値もあまり良くないので、こちらが良くならない限りは続けていくしかありません。
    どちらにしてもエリスロポエチンはうちの子には良い効果が出ています。
    同じ治療のネコちゃんをお持ちの方がここにおられて、大変心強く感じられました。
引用返信/返信 [メール受信/OFF] 削除キー/
■2968 / inTopicNo.19)  エリスロポエチン
□投稿者/ tetsu -(2010/04/12(Mon) 16:23:48)
    うちのてつは2002年の5月よりエリスロポエチンを打ってます。
    当時のPCVは13%でした。
    初めの頃は週に2回打っていたと思います。
    それからは徐々に数値の上昇と照らし合わせて、現在は2-3週間に1度打っています。

    PCVは24%前後あれば日常生活に支障がないので<獣医談)、この値が基準になっているようです。
    体調によって<下痢症なので)一時的にエリスロポエチンの効き目が低下した時に、タンパク同化ホルモン(商品名:WinstolV)を併用していました。
    この薬は骨髄内の造血幹細胞に刺激を与え細胞数を増やす働きがありますが、副作用がある為、現在は製造中止になっています。

    現在一般に使用されているエリスロポエチンは人間用ですので、猫によっては抗体反応が起きてしまい投与前より悪化してしまう可能性があります。
    長期にわたり使用できる猫の割合は44%(資料によっては50%程度)だそうです。

    実は、猫用のエリスロポエチンはすでに米国のコーネル大学で開発され大学内で使用されているのですが、FDA(米国の厚生省みたいな所)による認可が下りていない&製薬会社が販売に踏み切らない為、治療目的で使用することはできません。<米国の猫雑誌情報>

    一日も早く猫用のエリスロポエチンの販売を始めて欲しいです。


    *****
    管理人より

    こちらの書き込みは、2004年9月に投稿いただいたものです。
    エリスロポエチンのスレッドが2つ立っていましたので、一箇所にまとめたため、投稿の日付がこういうことになってしまっています。
    読みにくくて申し訳ありません。
引用返信/返信 [メール受信/OFF] 削除キー/
■2967 / inTopicNo.20)  Re[13]: ペットチニック補足情報
□投稿者/ 薫 -(2010/04/12(Mon) 16:19:50)
http://yaroneko.blog55.fc2.com/
    うちの千太郎が19歳の時に尿毒症になり、健康時にはPCVが31〜36%なのが26%まで下がり貧血状態になりましたので、静脈点滴の際、輸液の中にエリスロポエチンを投与しました。
    その後、あらゆる数値が正常値に戻ったところで静脈点滴を終了し、エリスロポエチンのみ筋肉注射で投与し続け、千太の正常値30%台をキープするところまで回復したところでストップしました。

    千太郎のエリスロポエチン投与は一日おき週4回ペースで約一ヵ月間続けました。

引用返信/返信 [メール受信/OFF] 削除キー/

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