輸血

腎不全が進んで貧血がひどいのに、静脈点滴でいよいよ血液が薄くなってしまい、輸血をしました。
以下は、いっちゃんがお世話になっている病院での場合です。
獣医さんによって、考え方や方針は違うと思います。

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輸血は、あらかじめクロスマッチテストをして型の合う猫さんから血液を提供してもらうのですが、それでも拒否反応が出てショック症状を起こすことがあるそうです。
また、何事もなくうまくいったとしても効果が持つのは1週間くらいで、それを過ぎたら貧血に逆戻り。
そこでまた輸血となるのですが、抗体ができてしまうので同じ猫さんからの血液は使えないそうです。
なのでどうしても必要なとき以外はしません、とのこと。

輸血するかどうかのボーダーは、血球容積が15%以下になったら、だそうです。
自宅ではできません。病院へ預ける必要あり。

供血してくれる猫さんには鎮静(麻酔)をかけて血を抜くそうです。
申し訳なくて、供血猫さんにお刺身を届けましたが、病院にはかえって迷惑だったかも。
(いっちゃんは、病院の猫さんから血を頂いたのです。)

いっちゃんの場合、輸血は無事終了したのですが、その日の夜遅くに呼吸困難を起こし、翌日の昼ごろまで苦しそうでした。

輸血直後はため息のようなものを5分に1回程度つくだけで、先生は輸血の影響とは考えにくいとおっしゃっていましたし、私もそんなに重大なこととは思っていませんでした。

ところが輸血から10時間も経ってから本格的に呼吸困難になってしまい、とても苦しそうでした。
輸血の影響だったのかは分からないままですが、とにかく初めての症状でした。

治まってから以降は、1回も呼吸困難にはなっていません。

他の猫さんの輸血体験談

じいやさんのブログ・『愛しいネコ・愛しいヒト』に、輸血覚書のページがあります。
じいやさんはご自分で供血猫さんを捜さなければならなかったため、供血猫さんが簡単には見つからないという苦労もさることながら、よその大切な猫さんから血をいただくということで、心労も大きかったと思います。

参考になる情報をたくさん載せてらっしゃいますし、輸血について改めて考えさせられた覚書ですので、紹介させていただきました。

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エリスロポエチン

いっちゃんには使いませんでしたが、貧血の治療として造血ホルモン(エリスロポエチン)を注射したり、増血シロップ(ペットチニックなど)を使われている猫さんもいます。

◎ 輸血の覚書で紹介させていただいている、『愛しいネコ・愛しいヒト』のじいやさんは、エリスロポエチンの体験談をまとめた『エリスロポエチン・アンケート』を運営されています。

体験レポートbbsにも、『エリスロポエチン〜猫さんの貧血』スレに、体験談の方からのレポートがあります。

造血シロップ

代表的な製品はペットチニック。
いっちゃんには使わなかったので私は未確認ですが、上記の体験レポートbbs・ 『エリスロポエチン〜猫さんの貧血』スレに、使われた方の投稿をいただいています。

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