ご飯に混ぜるー食欲があって、自分でご飯を食べているとき

猫缶などのウェットフードにそのまま混ぜるだけ。

基本的には無味無臭(薄い臭いや味)の粉薬や顆粒の薬、水薬、サプリメントなどが向いていると思います。

うちでは、毎度お馴染みのコバルジンやネフガードにはこれで。
王様は味と匂いさえなければ、見た目が真っ黒でイカ墨のようでも、食感がじゃりじゃりで砂のようでも、なぜか気にしない。

◆ 利点
猫にも人間にもストレスがない。

◆ 欠点
ご飯を残されるとアウト。
食欲がない時には使えない。

一工夫

1)手のひらからだと残さずに食べてくれることが多いため、お皿に入れてある通常のご飯とは別に、手から食べさせています。

2)器からの場合は、ご飯を三角錐にして、ピラミッドのようにこんもりと盛り上げます。
天辺に薬入りのご飯を混ぜたものを乗せます。
上からパクっとしてくれることが多いため、薬入りの部分を残さずに食べてくれます。

3)食欲がなくてご飯を少ししか食べないときには、うちでは少量のかつおぶし、CIAO焼きかつおに混ぜて食べさせます。
ただし、かつおぶしやや焼きカツオは、決して腎臓に優しい食べ物ではないと思われます。
猫さんの好みに合わせて、混ぜるものは工夫されてくださいね。

◆ 注意点
コバルジンやネフガードなどの活性炭をご飯に混ぜる場合、いくつか注意点があります。

ちょっと長くなりますので、詳細は、右のメニューから『お薬』→『活性炭1』のページの中ほどより下、
<活性炭マニアのあなたに送るディープな情報>という部分をご覧ください。

ご飯に混ぜるー食欲がなくて自分から食べないとき

人間がなんとか食べさせる=薬込りご飯を強制給餌するしかありません。
その場合は、ペースト状の猫缶などがやりやすいと思います。

お薬入りご飯の量が多いと、全部を食べさせるのが大変なので(食べさせられる猫も大変)、混ぜる猫缶は少なめのほうがいいかも。

猫缶は、指ですくって食べさせる場合はちょっと硬め。
シリンジを使う場合は温めたり、少しお湯をいれてのばして軟らかめにすると、やりやすいです。

できるだけ口の奥、喉に近いほうに入れるのがコツです。
口の入り口や舌先に乗せてしまうと、上手にぺっと吐き出されてしまう。
喉を詰まらせたり、むせたりしないように少しずつ与えてね。

しかし食欲がないときは気分が悪いことも多く、猫缶の臭いだけでケーすることも。

◆ 利点
薬と一緒に、ご飯で栄養やカロリーも取れる。

◆ 欠点
味が分かる。
むりやり口を開けさせられるので、猫にはストレス。
吐き出される確立高し。

飼い主も、指でやる場合は負傷する可能性あり。

ちなみに、うちの王様には、この方法は向いていないです。
必死の抵抗をする。
口の周りは言うに及ばず、吐き出したものをそこらじゅうに飛ばす。
汚れるのはいいのですが、王様のストレス及び体力の消耗が激しそうで断念。

強制給餌の方法については、右のメニューから『おうちケア』→『強制給餌』→『道具と方法』でどうぞ。